ricebirdgarden’s blog

娘との絵本をめぐる冒険&おうち英語

【英語の絵本】Five little monkeys シリーズ

細々と英語学習を続けて1年になる。娘の両親は、自慢ではないが英語はできない。そのため、娘の英語学習は、YOUTUBEを英語で視聴し、よたよたと親が英語の絵本を読みきかせ、週1~2回オンラインレッスンを受けることが精いっぱいである。でも、子供の言語能力とはすごいもので、だらだとYOUTUBEを見ているだけでもインプットは進み、この親からは想像も付けない語彙力を身に着けるに至った。

 

先日は、extinctって何?と聞かれ、スペリングもわからず、音声翻訳してみると「絶滅危惧種」と出てきてひっくり返りそうになった。知らない単語の音を拾えるなんて、拍手喝采ものである。

 

そんな娘の日本語力であるが、なんなく、年齢プラス1~2ほどはあるのではないだろうか。絵本を読み漁り、おままごとに熱中してきただけあって、かなり堪能である。そして、まさにそんな日本語に引っ張られるようにして英語の力が上がってきているように感じる。

 

ある日、娘と話している際「ママはね、」と話したら、「違うよ。ママが、でしょ?」と助詞の間違いを指摘された。この日本語ならではのニュアンスを使い分け、おまけに文脈に沿っていないと指摘してくるのだから驚きだ。別の日は、大好きな麩菓子を食べながら「外はサクサクで、なかはしっとりしていて、口に入れると綿菓子みたいに溶けていくのよ。その後、周りのお砂糖の甘さが広がって最高なのよ~」と彦摩呂顔負けの食レポをしていた。4歳児おそるべしである。

 

そんなおしゃべり4歳児のお気に入りの英語の絵本はfive little monkeysシリーズである。童謡でもあり、繰り返しフレーズが多く、オチまで楽しめるため英語がほとんどわからなくても楽しめると思う。絵本の素晴らしいところだろう。日本語の絵本に混ぜながら読んでいるうちに、ある日、質問された。「この子は女の子からここはher?」「男の子だからhis?」と。この絵本には繰り返しそんなシーンが出てくる。herとhisの音の違い、絵柄の性別の違いから気になりだしたのだ。

 

そして、そんな質問をするようになったころ、It's your jump rope.などとyourも使いだした。所有格の存在に気づきつつあるのだ。なんとなくだが、日本語と英語の年齢の開きは2年くらいあるんじゃないだろうか。2歳と言えば、「これは〇〇ちゃんの!」「これはママの!」とやたら所有格を明らかにしたいお年頃だったように思う。

 

授業という形式で英語を習っていると、所有格なんてハードルが高いように思うし、使いこなすのはまだまだ先といった感じが少なくとも私がするが、こどもは自分が伝えたいことを足掛かりにして言葉を身に着けていくのかとしみじみ思った出来事だった。こどもにとって「所有」というのはかなり気になるポイントなのだ。