ricebirdgarden’s blog

娘との絵本をめぐる冒険&おうち英語

【おうち英語記録】ついにネイティブ講師と専属契約

せっせと娘と英語を続けて1年が過ぎた。3歳後半からオンラインレッスンをはじめ、細々と、しかし確実に歩んできたおかげで娘にもレッスンを受ける習慣がついてきた。

 

それこそ最初のうちは画面から逃亡、カーテンの中や机の下に隠れるなどありとあらゆる幼児オンラインレッスンのあるあるを連発していたが、5歳にもなると少なくとも画面の前からは逃走しなくなった。iPadをもって追いかけまわしていたあの頃は、いったいこれに何の意味が?なんて思うこともあったけれど今となっては必要なことだと思う。

 

なぜなら、そんな親子に娘を担当してくれた先生はどこまでもどこまでも付き合ってくれたからだ。何をやってもリアクションを返し、先生の画面に映るものすべてを使って何か足掛かりにし、娘に英語を話し、質問し、少しでも答えたら褒めるという実にシンプルで、だからこそ根気のいることをずっとずっとずっと続けてくれた。

 

オンラインレッスンという特性上、ほかの先生にお世話になることもあったけれどそこまで付き合ってくれたのはやはりその先生だけだった。そして、その先生の粘り強さのおかげでスカイプの画面上だけで、一度も触れ合えないにもかからず、二人の関係は少しずつ育っていった。先生の真似をしてマニキュアを塗ってみたり、先生に爪はこうやって乾かすのよ、なんて教えてもらっていた様子はまるで姉妹のようで娘はどんどん先生が好きになっていた。

 

そして、ただ遊ぶだけではないのがその先生の素晴らしいところだった。娘の機嫌やコンディションを細かく確認しながらスモールステップを繰り返しながらしっかり英語も教えてくれた。今となっては、Why?の質問が来れば娘はBecauseから始めたセンテンスを返すし、英語で冗談を言い合ったりもするようになった。SNSであふれるスーパーキッズには到底及ばない英語力であることには変わらないけれど、両親が英語を話せず、インターにも通わず、海外経験もない娘がよくぞここまでたどり着いたと感動すらする。娘も自分の英語力の伸びを感じているようだ。だからこそ、先生との時間が楽しいのだと思う。

 

そんな日々が続いていた矢先、先生からオンラインレッスンを続けられなくなったと連絡があった。まさに青天の霹靂。しかも2日後が最後のレッスンになるというではないか!ヨーロッパ?やアメリカ?は退職から新しい仕事へ移るのが速いと聞いたような、聞かなかったような・・・とにかく日本とは違うスピードで動いているとは知っていたものの本当にそうなのか!と大ショックだった。とあるオンライン英会話サイトに登録して受けていたのだが、そこで授業を公開することは今後ないと。

 

先生はわざわざ個人的にもメッセージをくれ、別れを嘆いてくれた。めちゃくちゃ悩み、思い切ってプライベートレッスンをお願いできないか聞いてみた。翻訳ソフトを使いまくり、誠実な文面をなるべく心がけ、もし!ワンチャン!できるなら!続けてくれないかと頼んでみた。

 

すると、快諾してくれたのだ。先生も娘の英語を育ててきた自負があり、これからもその成長を見守りたいと。なんとありがたい話!時差があるため夜中の2時に返信を受け取ったが嬉しさのあまり飛び起きた。

 

というわけで、娘も大好きな先生とこれからも英語を学べるようになり、落ち込み顔はすっかり明るくなった。ひとまずの区切りの最後のレッスンでは I love you!!と伝えていた。これぞ心のこもったコミュニケーションだ。

 

わが娘には、よくこういったことが起こる。とにかく人にかわいがってもらえるのだ。やんちゃで自由でガサガサしているけれど、必ず誰かが目にとめてくれ、優しい言葉をかけてもらえる。今回の出来事ではその娘が持って生まれてきた神様からのギフトをしみじみと感じた。

 

問題は料金と支払方法の話し合いだ!英語のできない母はグーグル先生とともになんとかそこをクリアーしなければならない。語学力が成長するのはトラブルにさらされたときと聞くが、まさにそれを感じる。何とかしなくてはならないという立場に立たされると人は必至で勉強するのだ。